リバース注文

マネックス証券の注文画面には、「リバース注文」というものがあります。

まず「親注文」を発注して、その注文が約定すると自動的に「子注文」(反対売買)が注文される注文方法です。

例えば、ある銘柄に500円の指値買い注文を「親注文」として発注します。

そして、子注文として550円の指値売り注文を「子注文」として同時に出します。

この場合、親注文の買いが約定すると、自動的に売り注文が発注されます。

つまり、この「リバース注文」を使うと、買いから売りまでの一連の注文を、たった1回の注文ですませることができます。まさに自動売買というところです。

この親注文や子注文には、これまで説明してきました「成行」、「指値」、「特殊指値」、「逆指値」を使うことができます。

例えば、「買い」を成行で注文して、「売り」を「約定価格+○円」というふうに指定することもできます。

また「指成」を使うことで、指値をするけれども、場中に約定しなかったら引けに成行に変更するということも可能になります。

ただし、注文時間が前場引け前の「指成」注文は前場引けの価格で、また、前場終了後から大引け前の「指成」注文は大引けの価格で「成行」注文となります。

なお、前場あるいは後場の引けの取引が市場で成立せず、いわゆる「ザラバ引け」となった場合は、約定は成立しません。


ツイン指値

マネックス証券のプロ注文画面には、「ツイン指値」というものがあります。

「ツイン指値」とは、利益確定の指値注文とロスカットの逆指値注文を同時にだせる注文方法です。

例えば、現在500円の保有銘柄を525円になったら売りたい。でも急落して475円になったらロスカットしたい。このような場合にツイン指値を出しておくことで株価を監視している必要がなくなります。


また、逆指値の指定の仕方には、「株価が○○○円以下になったら」というものの他に、「始値からマイナス○○円以下になったら」とか、「前日比からマイナス○○円以下になったら」とかの条件が指定できるようになっています。

そしてさらに、指定した条件になった場合に、「成行」または「指値○○○円」で売るというふうに細かく指定することができます。

注意したいのは、例えば「株価が475円以下になったら、指値475円で売り」というようなロスカットの注文をした場合、約定しない危険性があります。「株価が475円以下になったら、指値465円で売り」というように幅を持たせた指値にした方が確実性が高まります。

またいくらツイン指値でロスカット注文を入れていたとしても、買い手が不在で急落するような場合は約定しません。100%確実にロスカットができるというわけではないことに注意してください。

成行残数指値

今回も、マネックス証券の「特殊指値」について、です。

「特殊指値」の中に「成行残数指値(なりゆきざんすうさしね)」というものがあります。


これは、最初は通常の成行注文となり、最初の約定が成立した時点で、未約定の残数がある場合に、残数が自動的に最初の約定値段の指値注文となる注文方法です。

ただし、最初の約定が一切成立しない場合には指値注文にはなりません。


例えば、500円の気配値状態で、5,000株の買い注文を「成行残数指値注文」で出して、最初に501円で2,000株が約定したとします。

この時点で3,000株の約定していない注文が残っているわけですが、その残った注文が501円の指値注文となります。


また 「特殊指値」の中に「成行残数取消(なりゆきざんすうとりけし)」というものもあります。

これは、最初は通常の成行注文となり、最初の約定が成立した時点で、未約定の残数がある場合に、残数が自動的に取消される注文です。

ただし、最初の約定が一切成立しない場合には取消されません。また、最初の約定で全数成立する場合もあります。


例えば、500円の気配値状態で、5,000株の買い注文を「成行残数取消注文」で出して、最初に501円で2,000株が約定したとします。

この時点で3,000株の約定していない注文が残っているわけですが、その残った注文が取消されることになります。


優先指値

今回も、マネックス証券の「特殊指値」について、です。

「特殊指値」の中に「優先指値」というものがあります。

取引所が注文を受付けた時点の、現在値に1値段優先する値段の指値となる注文です。

ですから、値段指定をしなくても自動的に現在値の1値段上下の指値注文となります。

ただし、寄り前の現在値が存在しない状態では、当日基準値の1値段上下の指値注文となります。

また、一旦値段が付いた後に特別気配となって、気配値が現在値と乖離する場合でも現在値の1値段上下の指値注文となります。

例えば、注文時点で500円だった銘柄に優先指値注文を出した場合。

その注文を、取引所が受付けた時点の現在値が501円だった場合、買い注文は502円、売り注文は500円の指値注文となります。


また、「特殊指値」の中に「現在値指値」というものがあります。

取引所が注文を受付けた時点の現在値が指値となる注文です。

ですから、値段指定をしなくとも自動的に現在値の指値注文となります。

ただし、寄り前の現在値が存在しない状態では、当日基準値の指値となります。

また、一旦値段が付いた後に特別気配となって、現在値との乖離がある場合にも現在値の指値となります。

例えば、注文時点で500円だった銘柄に現在値指値注文を出した場合。

その注文を、取引所が受付けた時点の現在値が501円だった場合、買い注文、売り注文ともには501円の指値注文となります。

特殊指値

今回は、マネックス証券の「特殊指値」について、です。

「特殊指値」の中に「先頭指値」というものがあります。

これは、注文時点で値段を指定するのではなく、注文入力時点の気配値に1値段優先する値段を指値とする注文です。

具体的には、現在ある銘柄の気配値が500円だったとします。ここで先頭指値の買い注文を出すと、501円の指値注文となります。また売り注文の場合は、409円の指値注文となります。

どんな場合に、この「先頭指値」注文を使うかを考えてみます。

ある銘柄を確実に買いたい。でも成行き注文を出して高い値段で約定してしまうのも嫌だ。といって普通の指値注文だと値段が変動してしまったら買えないかも知れない。

こういうときに「先頭指値」注文を出すと、注文時点で株価が変動してしまっても、それに対応する1円高の買い指値注文を出すことができます。

出来る限り有利な値段で、かつほぼ確実に約定したいというわがままな注文を出せる機能だといえます。


ただし、取引終了後から翌日の寄り前までは、直前の気配が基準となります。また、寄り前から寄付までの間、さらに場中・取引終了後に係わらず同側気配がない場合はエラーとなります。


寄付指値、引け指値、指成

マネックス証券の注文画面のうち、プロ注文画面では、「成行」、「指値」、「特殊指値」、「逆指値」、「ツイン指値」の5種類の注文方法ができるようになっています。

今回は「指値」について。

「指値」の注文の中には、さらに「寄付指値」「引け指値」「指成」があります。

「寄付指値」とは、寄付時のみ有効な指値注文となります。
「引け指値」とは、引け時のみ有効な指値注文となります。

また「指成」とは、(さしなり)と読み、引けまでは指値注文として扱われ、その間に約定が一部でも成立しなかった場合、自動的に引けの成行き注文となります。

注文時間が前場引け前の「指成」注文は前場引けの価格で、また、前場終了後から大引け前の「指成」注文は大引けの価格で「成行」注文となります。

また、前場あるいは後場の引けの取引が市場で成立せず、いわゆる「ザラバ引け」となった場合は、約定は成立しません。

私は、「寄付指値」や「引け指値」という注文方法を使いたいと思ったことがありません。

でも「指成」は、どうしてもその日のうちに買いたいけれど、出来る限り安く買いたいという、わがままな気持ちをある程度満たしてくれる注文方法といえますから、覚えておいても損はしませんよね!

プロ注文

マネックス証券の注文画面には、「スタンダード注文」、「プロ注文」、「リバース注文」、「ナイター注文」という4種類の画面があります。

スタンダード注文画面では、一般的な成行注文と指値注文ができるようになっています。

今回は、「プロ注文」についてです。

プロ注文画面では、「成行」、「指値」、「特殊指値」、「逆指値」、「ツイン指値」の5種類の注文方法ができるようになっています。

「成行」の中にも、さらに細かく指示ができます。
「寄付」の成行と、「引け」の成行です。

当日最初の売買を「寄付」と言います。また後場最初の売買を「後場寄り」と言います。

売買開始前に「寄付の成行」で注文すると、その日最初の値段で約定することになります。

前場終了後、後場開始前に「寄付の成行」で注文すると、後場の最初の値段で約定することになります。

ただし、注文時間によっては前場、後場の寄付に間に合わないケースがあります。

また前場寄付後や後場寄付後の場中に「寄付」を指定すると、エラーになります。


前場、後場の最後の売買を「引け」と言います。また後場の引けを特に「大引け」と言います。

前場引け前に「引けの成行」注文をすると前場引けの値段で約定します。

前場終了後で大引け前に「引けの成行」注文をすると大引けの値段で約定することになります。

ただし、売買状況によっては引けが成立しない銘柄があり、その場合、引け条件の注文は約定しません。

期間指定注文の注意点

前回、期間指定注文についてお話しました。

今回は、関連する注意点です。

長い期間を指定した、いわゆる「待ち伏せ買い」注文をすると、その間資金が拘束されます。

500円近辺をうろうろしている銘柄に対して、300円の指値注文をした場合、よほどの急落がないとなかなか約定しません。

そうすると、その間ずっと買い注文に必要な資金が拘束されることになります。

資金効率という観点からみると、ちょっともったいないということです。

ですから、安く買いたいからといって、あまりに現在価格とかけ離れた値段で長期間の期間指定注文をするのもどうかと思われます。

もちろん、のんびりと投資を楽しみたいというスタイルなら、それもありですが!


このような問題を解決するためのひとつの手段として、マネックス証券の場合、「アラートメール」というサービスがあります。

アラートメールは、株価状況や取引状況などを、あらかじめ設定した条件になると、メールでタイムリーに知らせてくれるというサービスです。

11種類のメニューの中から、希望するメールを指定の条件で受信することができます。

その中に、「株価アラートメール」というメニューがあり、あらかじめ登録された銘柄の株価を、コンピューターが自動的にウォッチして、設定した株価以下になったり、または以上になった場合に、メールで知らせてくれます。

このメールの送信先を携帯にしておくことで、ある程度リアルタイムに株価を監視することが可能となります。

資金効率の問題をクリアしたい人は、使ってみてはどうでしょうか?

ちなみに、日経平均株価と株式30銘柄まで登録できるようです。

期間指定注文

マネックス証券の期間指定注文には、「当日中」、「当日前場のみ」、「当日後場のみ」、「今週中」、「今月中」、「任意の期間指定(最大30日)」のいずれかの有効期間を自由に指定することができます。

※信用新規注文の期間指定は最大1週間。

※期間を指定した注文でも、一定の要件によって期間途中で注文の効力を失う場合がある。

ちなみに、イー・トレード証券は、最大1週間です。


最大30日間、注文が有効ということは、出した注文が約定しなかった場合に、毎日注文を出し直す必要がないということです。

例えば、500円近辺で推移しているある株を、450円になったら買いたいとします。

毎日約定を確認して、約定していなかったら、また再注文の入力をする。

これではとても面倒です。

嫌になって、当初の予定を変更して高い値段で買いたくなるかも知れません。

そんな場合、30日間の期間指定注文を出しておけば、自動的に指定した値段以下で約定してくれます。

普段、仕事で忙しい人には、とても便利な機能といえます。

売りの逆指値

前回は「買い」の逆指値でしたが、今回は、「売り」の場合の「逆指値注文」についてです。

通常の「指値売り注文」は、注文した株価以上であれば執行されます。

それに対して売りの逆指値注文は、注文した株価以下になったら執行されるという注文になります。

例えば500円で買った株を、10%マイナスになったらロスカットしたいとします。

その場合、450円で売りの逆指値注文を出しておくと、株価が450円になるとその注文が執行されます。

日中、株価を確認していなくても執行されますから、それ以上の損失は被らないという意味で安心していられるわけです。(それに対応する買い注文がないと執行されませんから、厳密に言いますと、100%安心というわけではないのですが)

また機械的に処理されますから、躊躇なくロスカットができるということになります。

これが、自動売買でない場合、どうなるか?

日中の株価を確認できない環境ですと、夜に終値を確認して翌日ロスカット注文をすることになります。

この場合、終値が10%以上マイナスになっているかも知れません。またどんなに速くてもロスカットが執行されるのが翌日ですから、さらに窓があいて値下がりするかも知れません。

そうなると10%マイナスという基準でロスカットしていても、それ以上のマイナスを想定しておかなければいけないということになります。

また、日中に株価が確認できる環境の場合、10%のマイナスを確認しても、躊躇なくロスカット注文を出せるかという問題があります。

多くの投資家の場合、必ずと言ってもいいほど迷うはずです。

ある意味、暴落していれば迷わないと思いますが、微妙な動きの場合がやっかいです。

こう考えると、自動売買システムを利用したロスカットは、かなり便利なものと言えるわけです。

逆指値

自動売買システムについての説明は、マネックス証券を例にしていきたいと思います。

それぞれの会社によって注文の呼び名が違ったりしていますので注意してしてください。

なぜマネックス証券かは、私が使ったことがあるという理由だけです。

現在は使っていません。イー・トレード証券だけで売買しています。

それは、現在の私の投資スタイルが、自動売買を必要としていないからです。

でも投資家によっては、とても重宝する場合があります。

まず、自動売買システムの中で、「逆指値」という注文方法があります。

普通の指値とどう違うのか?

通常の指値の場合、500円の指値買い注文をすると、その銘柄が500円以下の場合約定します。500円より安く買えたらいくらでも良いという注文になります。

逆指値の場合は、500円の逆指値をすると、その銘柄が500以上にならないと約定しません。500円より高くなった場合のみ買いたいという注文になります。

株初心者の方の中には、そんな注文をする人がいるのかと思うかも知れません。

株は安く買って、高く売るのが基本じゃないのかと思うかも知れません。

でもそうとばかりは言えないのです。

投資家の中には、いろいろな基準で売買をする人がいます。

直前の高値を越えてきたら上昇が本格的になった証拠だと考える投資スタイルがあります。

そういったスタイルの投資家にとって、逆指値はとても便利な機能となります。

取引時間中、何回も株価を確認する必要がなく、逆指値の価格まで上昇したら自動的に約定してくれるからです。

自動売買

今回から、株の自動売買について解説します。

ネット証券の中で、数社が自動売買に対応しています。

自動売買は、使い方によっては非常に強力な武器になります。

特に昼間株価を確認できない仕事をされている投資家にとって、取引の幅を広げてくれる機能と言えます。

また、私の個人的な見解として、昼間株価を確認できる環境にある投資家にとっても、有益な機能と言えます。


それは取引時間中に株価を確認できる環境にあると、どうしても株価が気になり、頻繁にチェックしたくなります。

そして注目している銘柄が大きく値上がりしていたりすると、一刻も早く買ったほうが良いのではないかという気持ちになります。

反対に手持ちの銘柄が値下がりしていたりすると、手仕舞ったほうが良いのではないかと悩むことになります。

自分の投資スタイルがキッチリと確立されているのなら動揺することはありませんが、そうでないと気持ちがグラついてしまうことになります。

こうなるともう頭の中は株のことでいっぱいになり、本業の仕事が手に付かなくなります。

こういった状況の中で、下手に動くと、たいていの場合裏目に出ることが多いです。

ということで私的には、株初心者の投資家は、日中に株価を確認しないほうが良いと考えています。

と言っても、安心できない投資家の強い見方が自動売買システムです。

次回からは、システムの用語や使い方などについてみていきます。

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