個人投資家は、社長と同じ

個人投資家は、基本的に社長と同じです。

買うべきか、売るべきかを自分の判断で行わなければいけません。

日々動いている相場の中で、すばやく決断しなければいけません。

(投資倶楽部でみんなで相談するという方法もありますが、これはこれで自分のやりたいようにできないジレンマがあります。)


そしてその決断の結果が、すぐに損益という結果であらわれてきます。

言い訳ができません。責任を転嫁することもできません。全てが自分の責任です。

「誰でも簡単、楽々に儲かる!」などという本のタイトルに騙されて株を始めますが、市場に参入した途端に、実際はそれほど甘い世界ではないことに気づかされます。

でも考え方によっては、それはそれでものすごく「やりがい」があるとも言えます。

サラリーマンの人が、普段の仕事の中で、どれだけの権限を任されているでしょう?

会社の方針に、どれだけ関与することができるでしょう?


株式投資は、全ての権限をあなたが持つことができます。

本気で取り組むだけの価値があると思いませんか?



大きな損失をしない癖

ロスカットをするときは、少しでも損失額を低く抑えたいという気持ちが働くものです。

そのために、ロスカットを指値注文したい誘惑にかられます。

でもロスカットは基本的に作戦の失敗。撤退ですから、指値注文などと色気を出さずに、成行きで処分しなければいけません。

下手な指値をしたために、撤退できずに傷を拡げてしまった経験を持っている人はたくさんいると思います。

参入のときは指値注文をして、結果として参入できなかったとしても、儲かる機会を逸したということはありますが、資金が目減りするということはありません。

また、保有方針で臨んでいる手持ちの株が、ここまでは上がらないだろうと思いながらも、上がったら売却してもいいなという値段で指値注文して約定しなくても問題はありません。

しかし、作戦が失敗したから撤退するときは、即時撤退です。

躊躇せず、成行きで撤退しましょう。

結果として、指値注文しておいたほうがよかったというケースもあるでしょうが、こんな癖をつけてしまうと後々苦しむことになります。

長くトレードの世界で稼ぐためには、大きな損失をしない癖をつけましょう!

一時避難のロスカット

ロスカットは、必ずしも負けではありません。

現在、中長期で考えて有望だと思っている保有銘柄が負けているとします。

でも、何か突発的な事件が発生しました。

その事件によって、自分の保有銘柄にどれぐらいの影響があるのかがわかりません。

そんなときには、一時的に避難するという意味で、売却する作戦もあります。

何も嵐が吹き荒れているときに、市場に資金を晒している必要はありません。

嵐のときは、大事な資金を家に寝かせておいたほうが良い場合もあります。


そして嵐が去ったときに、再び同じ銘柄を買えばいいのです。

嵐のせいで、大きく値下がりしていたら、今度は以前より安く手に入れることができます。

嵐の影響が何もなく、再び同じような値段で買うことになるかも知れません。

でも、嵐というリスクを回避した結果ですから、手数料分のコストで避難していたと思えばいいのです。

嵐が去った後、予測が外れて、値上がりしていたら、それはあなたの予測が外れたわけですから、こんど嵐が来たときの学習をしたと思えばいいのです。

こんなふうな嵐なら、こんなふうな銘柄は影響を受けないという、学習をしたわけです。

そして、その値上がりした銘柄に、再び参入するかどうかは、その時点で、まだまだ上値があるかどうかで判断するしかありません。

資金的に買えなくなっていたら、別の銘柄を検討すればいいのです。


嵐の最中に資金を市場に置いておくより、よっぽど精神的に楽だと思いませんか?

ルールを守る習慣が必要です!

ロスカットを実行することは、とても勇気がいることです。

自分の見込みが外れたことを認め、損失を受け入れるという勇気がいります。

できればそのままおいておきたいと思います。そうすればいつか元に戻るかもしれないという可能性もあるからです。

ロスカットをするまでは、負けではないという感覚が邪魔をするでしょう。


それでも、ロスカットルールを決めたなら、それを忠実に実行しなければいけません。

今回のロスカットという行動が、必ずしも正解であるという保証はありません。

それでも忠実に実行しなければいけません。


それはなぜか?

自分で決めたルールを守るためです。

ルールが間違っている可能性もあります。

でも、長い目で投資を考えた場合、ルールを守って破綻することはありませんが、ルールを守れなかったために破綻することは、ほぼ確実です。

その時期がいつになるかというだけの問題です。


ですから、自分で決めたルールを忠実に守るという習慣が必要なのです。

ロスカット基準がないと・・・

一生懸命に銘柄を分析をして、「よし!この銘柄なら大丈夫だ。」と自信満々で買い参入する。

でも買った途端にズルズルと下げだす。

「そんなバカな!」と嘆いてみても事態が改善する気配もない。

「よ〜し!こうなればナンピンだ!」と下がるたびにナンピンをしていくと、やがて資金が枯渇します。

「こうなったら我慢比べだ!」とひたすら値上がりを待ち続ける日々。

こういった経過を経て塩漬け株が出来上がります。


いつしか月日は流れ、株価は反転して、買値まで戻っていた。

「やっぱり俺の見込みは正しかった!さあ、これからが本番だ!」などと思った途端にまた下落トレンドへ。


こんなふうになると、もう身動きができなくなります。

自分の思い込みが強いので、トレンドが反対に動いても何もすることができません。

この投資家の何が間違っていたと思いますか?

それともまだ間違ったと決まったわけじゃないと思いますか?

資金が寝てしまったことをどう思いますか?


私的には、最大の間違いは、自分の予想と反対に動いた場合に対する作戦がなかったと思うのですが、あなたはどう思いますか?

ロスカット基準の必要性

投資スタイルを考えていく上で、ロスカット基準は必ず設けなければなりません。

はじめから負けるつもりで株を買う人はいませんが、全戦全勝なんてプロでも無理なんですから、あなたは必ず負けを経験することになります。

当たり前のように聞こえますが、実際に株式投資を始めると、そういったことがわからなくなってしまいます。

勝ったときのことは決めていても、負けたときのことは何も決めていない人がいます。

勝つまで株を持ち続ければ必ず勝てるなんて思ってる人もいますが、こんな人は近い将来必ず大火傷します。

特に逆張りスタイルの場合はロスカット基準を決めておかないと、とんでもないことになります。

逆張り投資は、下がっている銘柄に対して、ここまで下がれば反発するだろうという見込みのもとに株を買うスタイル。

でもこういう株は、買ったあとも下がることが多いです。ピッタリと底で買わない限りそうなります。

そのときに、どこまでの値下がりなら持ち続けるのかは、買ったときに決めておかなければいけません。

そうでなければ、必ずといっていいほど、塩漬け株を作ってしまうことになります。「そのときの雰囲気で決める!」なんて絶対に無理です。

損切りラインを決めてあってもできない人が多いのですから、決めてなければなおさらできるわけがありません。

検証の利点

あなたが自分なりの投資スタイルを決めて、実践で使ったとします。

こういうタイミングで買って、こういうタイミングで売る。

そして例えば、3回連続で負けたとします。

さて、あなたはどうしますか?

この投資法は使えないといって別の投資法を模索しますか?


また反対に、3回連続で勝ったとします。

たぶんあなたは、その投資スタイルに自信を得て、どんどん資金を注ぎ込むことになるでしょう。


でも、そのどちらの場合であっても、まだまだ有効性はわかりません。

3回連続で負けたあと、7連勝する投資スタイルなのかも知れません。

3回連続で勝ったあと、7連敗する投資スタイルなのかも知れません。

せっかく有効な投資スタイルを見つけたのに、たまたま負け続けたために、その後使われることなくお蔵入りになったらもったいないです。

反対に、本当は有効性のない投資スタイルなのに、たまたま勝ち続けたために、後でひどい火傷をしてしまうかも知れません。

こういうことを防ぐには、やはり検証が欠かせません。そして10回や20回ではなく、100回ぐらい売買した場合の検証をしたいものです。

そうすれば、当らずとも遠からずという結果が得られます。

そして検証を充分にしておくことで、少々調子が悪いときでも、想定の範囲内という気持ちで居られます。

検証が必要です

投資スタイルを決める際には、検証が必要です。

こういう銘柄をこのタイミングで買って、このタイミングで売る。

市販の株式投資の本を読んでいると、はっきりとは書いてありませんが、投資スタイルを決めるヒントになるようなものはあります。

でも、検証をしないで

「よ〜し。明日からはこの投資法でやってみよう!」

なんて感じで、即実践するのは危険です。

ここは一度冷静になって、チャートソフトなどを使って過去の検証をしたいものです。

過去5年以上遡った検証で、利益が出ているようなら、今後も利益になる確率が高いといえます。

反対に、検証した結果、損失になるようなら、その投資法は有効でない確率が高いです。

よく「過去の検証は無意味だ!」みたいな議論があります。

確かに過去の流れが将来にも起こるとは限りませんが、まったく無意味でしょうか?

あなたは、検証で悪い結果が出た投資法を実践する気になれますか?

思い込みで投資スタイルを決めるのではなく、検証して決めるべきです。

また検証でよい結果が出たとしても、すぐに採用するのではなくて、しばらくは「つもり投資」をお勧めします。

「検討中の投資スタイルでいくと、今日この株を買うことになる!」というような場合、買ったつもりで様子をみます。

そして売るタイミングが来たときに、売ったつもりで損益を確認します。

こういう現在進行形の検証も大切です。

分散投資の欠点

分散投資は投資の基本ですが、あまり多くの銘柄に分散していると、チェックがおろそかになるという欠点があります。

10銘柄ぐらいなら、頭の中で管理できると思いますが、20・30となってくると訳がわからなくなってしまいます。

私の場合は、シンプルな投資基準で売買していますから、いくら分散しても手間はほとんどかからずに管理できますが、あなたの場合どうですか?

ここでもやっぱり投資スタイルが問題になってきます。

複雑な行程を経て株を買い、複雑な行程を経て株を売っていると、日々のチェックが煩雑になります。

うだうだと思考している間に、手仕舞いのタイミングを逃してしまったりしてしまいます。

あなたの投資スタイルによって、キチンと管理できる銘柄数を把握するようにしてください。

徹底的に調べないと売買しないスタイルなら、少ない銘柄数で!

シンプルな基準で売買するスタイルなら、出来る限り分散を!

ただし、いくら分散が安全だと言っても、ミニ株単位まで分散してしまうと手数料が高くなってしまいます。それだけ勝てる確率が低くなるということに注意してください。

手仕舞いの難しさ

株を売却するとき、誰もが高値で手仕舞いしたいものです。

1円でも高く売りたいと誰もが思っています。

でもここでその気持ちに素直に従って、高値の指値注文をしてしまうと、売れないという事態にかなりの確立で遭遇します。

株価がドンドン上昇しているような強い上昇トレンドなら、それでも売却できるかも知れませんが、いつもそういう注文方法をしていると結局は損する確立が高いです。

だから買うときはともかく、売るときは指値注文ではなくて、成行注文にすることをお勧めします。

「異常な低値で約定したらどうするんだ!」という声が聞こえてきそうですが、そんな事態になるような状況なら、なおさら成行で手仕舞いしておかないと、ドンドン下落してしまう地合いと言えます。

何回か手仕舞を経験するとわかりますが、自分が思っているようにうまく売却できないものです。

あなたが売りたいと思っているときに、それでも買いたいと思ってくれる人が現れないと売買が成立しないわけです。

そういうふうに考えると、あんまり欲を出しているとうまくいかないということが、実感していただけるのではないでしょうか?

臨機応変に手仕舞う?

前回、買ったまま儲かるまで放置していてはいけないということをお話しました。


そこで手仕舞いの基準が必要なわけですが、これがなかなかと決めるのが難しいです。

上昇トレンドのときに早く手仕舞うと、利益を伸ばすことができません。

手仕舞い後もドンドン上昇すると、損をしたような気になります。


反対に下降トレンドのときに手仕舞いを引き伸ばしていると、利益確定のチャンスを失い、結局損失ということになってしまいます。

「ああ〜あの時に売っておけばよかったのに・・・」などと後悔することになります。


早くても遅くてもうまくいかないという難しい基準です。

でも決めなければいけません。

自分に合った、自分が許容できる基準を決めなければいけません。

トレンドに合わせて臨機応変に手仕舞うなんて芸当は、かなりのベテランでも難しいものです!

手仕舞いの基準がなければ

バブルが崩壊するまでの日本株は、ずっと右肩上がりで推移してきました。

ですから昔は、株を買って、そのまま放置して、忘れた頃に株価をチェックしたら、目が飛び出るほど儲かっていたなんてこともあったでしょう。

でもバブル崩壊以降はそんなのんきな投資法が通用しなくなりました。

忘れた頃に株価をみたら10分の1になっていた、なんてことはザラにあるようになってしまいました。

ですから最近は、株を持ったら定期的にチェックして方針を検討する必要があります。

と言っても、一日中株価をチェックして、その度に一喜一憂していては神経が持ちません。


株を買うときもそうですが、株を売るときも事前にきちんと方針を決めておく必要があります。

何がどうなったら売るのか?ここを曖昧にしていてはいけません。

儲かっていようが、損していようが手仕舞うべき基準が必要です。

くれぐれも、儲かるまで放置しておくなんてことのないように!

勝率だけでなく

投資スタイルを確立していくのに、勝率が高いスタイルを求めていくことは当然のことですが、ここに落とし穴があることも意識する必要があります。

極端な話、勝率90%でも金額ベースでみた場合、損することもあります。

毎回コツコツと10万円を9回勝ったとしても、1回の負けで100万円損すれば、トータル10万円のマイナスとなってしまいます。

そんなバカなと思うかも知れませんが、株式投資ではよくある話なんです。

その投資スタイルが、勝つときは小さく、負けるときは大きくなってしまうという欠点があるとそうなってしまいます。

だいたい勝率90%なんてのも難しいですから、実際の売買では有りがちな傾向です。


なにかの銘柄を長期間、毎日寄り付きで買い、大引けで売るという売買を続けると、だいたい勝率は50%に限りなく近い数字になります。

金額ベースで見ても、収支トントンになっていきます。

実際にこんな売買をしていると、手数料分だけで大損という結果になります。

そこで、テクニカル指標を組み合わせるなどして勝率を上げることができないかと、いろいろシュミレーションすることがありますが、「これぞ!」というものはなかなかみつからないものです。


ということで、投資スタイルを確立していくときは、勝率だけにこだわるのではなく、金額ベースでも勝ち負けも考えていくことが大切です。


株で儲けるためには、

「勝つときは大きく、負けるときは小さく」



「勝つときも負けるときも同じような金額になるけれども勝率が高い」

のどちらかが必要です!

無配について

前回、「無配の株は買わない」などのルールの確立のことについてお話しました。

そこで今回は、「無配」について私の考えをお話させていただきます。

よく「会社は誰のものか?」という議論をみかけますが、そんなことわかりきっています。

株式会社は株主のものです。

情緒的な価値観を持ち込んで、「会社は従業員のものだ」とか「会社は社会のものだ」とかの議論もあります。

心情的にはわかりますが、そもそものことを置き去りにしています。


例えば、あなたが自分の資産を投げ打って株式会社を設立したとします。

ほとんどの資金をあなたが出資しました。

あなたはこの会社を育て、そこからそれなりの配当金が出れば、その出資は成功したと言えるでしょう。

あなたは出資金が無になるリスクを背負い、会社を育てたわけです。

もちろん従業員の頑張りもあったことでしょう。でもきちんと給料を支払っているわけです。

そんな状況で、「会社は誰もものか?」という議論をどう感じるでしょう?

心情的なものを排除すれば、会社は株主のものです。


だから極端に言えば、「無配」ということは、出資者としては存続の意味がないということになります。

株価が値上がりすれば、それでいいじゃないか!という考え方もありますが、そもそものところを考えると、決して褒められるものではありません。

利益が出ていない苦しいときなら仕方ありませんが、「利益は出ていますが配当はしません!」なんて考え方は、「預金はたくさん預けてほしいですが、利息は払いません!」と言っているの同じじゃないでしょうか?

倒産リスクを避けるルール

私は現在、東証1部銘柄しか売買しません。

そういうルールを自分で作って守っています。

そうすることで危険な株に手を出さないで済みます。

東証1部銘柄だったら絶対に倒産しないかと言えば、そうではありません。

新興銘柄の中には、成長力がとても高い銘柄もあります。

ですからこのルールにも長所・短所があります。

短期間に大きく儲けようと思えば、新興市場が魅力的です。ただし、その分短期間に大きく負けるリスクもあるということです。

ただ私の場合は、チャートだけの情報で売買していますから、その分少しでもリスクを減らす工夫をしているわけです。


このように自分の投資スタイルに合ったルールを確立することが大切です。


言えることは、長く継続して稼ぎたいのであれば、できるだけリスクを排除した慎重なスタイルを取るべきです。

例えば、

「無配の株は買わない」

「100円以下の株は買わない」

こういうルールを採用するだけで、かなり倒産リスクをさけることができます。

余裕資金の必要性

以外に思われるかも知れませんが、投資の世界で一番の難敵は自分の精神状態をコントロールすることです。

もちろんテクニック的なものも大切なのですが、どちらに比重が大きいかと問われれば、私は精神のコントロールをあげたい。

どんなにすばらしい投資法でもうまくいかない時期があります。

そんなときに冷静に「今はうまくいかない時期だ。それが過ぎれば必ずうまくいく!」と静観出来るかが問題となってきます。

すぐにその投資法に疑問が沸いてきて、「やっぱりこれでは稼げないのではないか?」と自信がぐらつきます。

そして新たな投資法はないかと右往左往することになります。

運良く、今の現状に合う投資法が見つかったとしても、それとていつまでもうまくいくことはありません。必ずそぐわない時期というものに遭遇します。


何がいけないかと言えば、「右往左往」です。

「試行錯誤」ではなく、「右往左往」になってしまうことです。


それを防ぐ方法は、余裕資金を持つことです。

いつもいつも目一杯の投資をするのではなく、理想としてはいつも必ず余裕資金を持つことです。

そうすることで心にも余裕が生まれます。つまり状況を冷静に分析することができます。

「今はうまくいかない時期」なのか、「そもそも投資法がおかしい」のかを冷静に分析することができます。


器を大きくする方法

100万円の投資資金で株をやっていた人が、ある日突然、1000万円を手にしてそれを株で運用することになったとします。

はたしてその人は、それまでと同じような感覚で運用できるでしょうか?

100万円の頃に10%のロスカットを冷静にしていた人が、資金が1000万円になって、同じように10%のロスカットを冷静にできるでしょうか?

10万円のロスカットは冷静に行えても、100万円のロスカットはビビッてしまわないでしょうか?

できればロスカットしないで、様子をみたいという欲求が出てくるかも知れません。

そんな思いと戦っている間に、損失はさらに膨らんでしまうかも知れません。


こういう失敗をしないためには、長い期間をかけて自分の器を徐々に大きくしていくほかありません。

100万円の投資資金を、自分の力で徐々に増やしていくのです。

100万円が200万円、200万円が300万円というふうに自分の力で増やしていくのです。

そうすると知らず知らずのうちに投資資金に合った器が出来ていきます。

短期間に大きく投資資金を増やした人は、あっという間に全資金を失う危険性も持ち合わせているものです。

目一杯投資はリスク大

銘柄を分散するだけでなく、時期の分散も大切です。

一度に目一杯投入するのは、リスクが高いです。

理想を言えば、市場に投入する資金は常に半分ぐらいで運用したいところです。

例えば投資資金が100万円とするなら、常に市場に投入するのは50万円とする。

残りの50万円は現金として保有しておく。

資金効率として悪いように感じるかも知れませんが、コンスタントに勝てる投資スタイルを確立していない場合は、これぐらいが理想です。

100万円を目一杯投入して10%負けると投資資金は90万円になります。

リベンジに燃えて新たな銘柄を90万円投入して10%勝ったとしても99万円です。

戦績が1勝1敗であっても、先に負けると元の金額に戻らないのです。

勝率が50%としても、こんなことを繰り返していると徐々に資金が減っていくことになります。

まして勝率が50%を割ってしまうような戦績だったら?


50万円で運用していたらどうか?

最初の取引で50万円を投入して10%負けると資金全体は95万円になります。

次の取引で再度50万円を投入して10%勝つと元に戻ることになります。

この作戦だと勝率が50%あれば投資資金は減らないことになります。


単なる計算上の話のように思うかも知れませんが、こういった戦略を持つことでギャンブル投資から抜け出せる道につながります。

パーセントで考える

100万円の資金で、ほんの数日で数万円稼ぐことは不可能ではありません。

10円値上がりすれば1万円儲けることになります。

こういう経験を何度かすると、だったら1千万円あれば10万円稼げるじゃないかと思ってしまいます。

数字的には、そのとおりなのですが、値下がりしたときのことも考えなければなりません。

10円値下がりしたら、マイナス10万円です。

この現実に直面したとき、あなたは資金が100万円のときと同じような感覚でいられるでしょうか?

たった1%の値下がりですが、マイナス10万円でもあるわけです。

「大丈夫!すぐに回復できるさ!」とのんびり構えていられるでしょうか?

パーセントではなく、10万円という金額にビビッてしまわないでしょうか?

投資金額が増えると、こういった精神的なプレッシャーが増大します。


こういったプレッシャーに押し潰されることなく、冷静に取引をするには、ある程度の経験が必要です。

小さな投資資金で経験を積み、徐々に投資資金を増やしていくことで、金額ではなく、パーセントで取引を考えられるようになります。

反対に、現在の投資資金が少ない場合、金額的にはたいして稼げないかも知れません。でもそれでいいんです。

金額ではなくて、パーセントで考える練習をしているんだと思えば、焦る必要もありません。

リターンとリスクの原則

あなたは今、投資資金として100万円あるとします。

この資金を使って、どんなふうに売買していくかを考えなければいけません。

自分なりに考えて抽出した銘柄の中で、どのように買っていくかです。

一番良いと思われる銘柄に全資金を集中させるのか?

それとも5銘柄ぐらいに分散させるのか?

1点集中で買って、それが思惑通りに値上がりしたら、最も効率よく稼げることになります。

5銘柄に分散して、それぞれがバラバラに動いて、結局収支トントンだということも考えられます。

これはリターンとリスクのバランスをどう取るかという問題です。

あなたが主体的に決めなければならないことです。

誰かの指図で売買することではありませんから当然です。

ちまちまと小さな利益を積み上げていくのは、性に合わないという人もいるでしょう。

反対に、預金の利息より稼げたらいい。金額の大小よりも安定的に運用したいという人もいるでしょう。

結局、ハイリターンはハイリスク。ローリスクでいくならローリターンだということです。

多少の工夫で、リターンを上げながら、リスクを抑えることはできますが、原則は変わりません。

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