戦略がなければ

全資金を1銘柄に集中する投資と10銘柄に分散する投資。

どちらが良いか?

また1銘柄に集中させる投資の中にも、1度に全資金を使って仕掛ける方法と、時期をずらせて分散させる方法があります。

どちらが良いか?


ここに戦略が必要になってきます。


いつも言っていますが、ハイリターンはハイリスクでもあります。

あなたがどんなふうにリスクを取るかで戦略が違ってきます。

私の個人的見解は、集中投資で大きく稼ぐ戦略は難しいと思っています。

うまくいったとしても、たまたまそうなったという部分が大きいと思います。

よほどの洞察力・分析力がなければ、確信的に成功させることは難しいです。

たまたま株を始めた時期が上昇トレンドで、たまたま買った株が大きく上昇しただけであるなら・・・

一度そういう成功体験を持ってしまうと、今度も同じような戦略で挑んでしまうことになります。

そして、いつか必ず大火傷をします。

金銭的にも、精神的にも、回復不可能なほど深手を負うことになります。


私は、株初心者ほど失敗したほうが、後々のために良いと考えています。

小さな資金の時期に、戦略を持たず行き当たりばったりではダメなんだということを身銭を切って学んだほうが良いと考えています。



戦略を意識する

もしあなたが、ある企業を乗っ取ろうと株を買い占めているとします。

そんな場合は、株価は値上りしてもらうと困るわけです。できれば値下りしてほしいわけです。

ここに、株を買うけれども下落を誘導する戦略が必要となります。


もしあなたに莫大な資産があり、いろんなものに投資しているけれども、株もその中のひとつであった場合、短期間での値動きはどうでもいいわけです。

資金の何割かは、将来性がある若い企業の株も買うでしょう。また配当を楽しみに優良銘柄を買い集めるでしょう。

大暴落があった日には、言ってみれば株のバーゲンセールに見えることでしょう!

もちろん手持ちの株の評価額も下がりますから、大きな含み損を被ることになりますが、そんなこと痛くも痒くもないわけです。

ここに、一時的な下落はチャンスだという戦略を立てることが可能となります。



私のこんな記事を読んでいるあなたは、おそらく上記の仲間には入っていないはずです。

ならば、あなたが真似できる戦略ではありません。




「100万円の貯金ができた。」

「貯金の利息はわずかだから、株でも買っておこうか?」

「10年したら倍になってるかも知れないし!」


この程度の気持ちで株に手を出している人は、ほとんど戦略なんて考えていません。

だから10%の値下りに遭遇しただけで、慌てふためいて誰かに相談します。

「この株は持っていても大丈夫なんでしょうか?」


でも、正解なんて得られるはずがありません。

だって、もともと戦略がないんですから、作戦の立てようがありません。


あなたは、戦略をハッキリと意識して参戦していますか?

ロスカットラインと投資スタイル

ロスカットの必要性を充分認識した次に出てくる問題が、ロスカットラインをどこに置けばいいのかということです。

買値から5%値下りしたらロスカット。

株価の終値が10日移動平均線を割り込んだらロスカット。

RSIが80%を割り込んだら、損益に関係なく手仕舞う。


こんなふうに考えると無数に設定することができます。


問題は、どれが一番儲かるロスカットなのかです。

これはあなたの投資スタイルによって違ってきます。

大きな資金で長期投資をしているなら、少しの値下りは、買い増しのチャンスと捉えることもできます。

デイトレやそれに近い短期投資の場合、あまりに余裕のあるロスカットライン、例えばマイナス10%なんてラインを設定していると、資金効率が悪くなります。デイトレなどと言っていながら、持ち越しのオンパレードになります。


このようにロスカットラインを決めるとき、あなたの投資スタイルを絡めて考えないと意味がないことになってしまいます。

損切りの必要性を学ぶ方法

なるべく軽症で「損切りの必要性」を学ぶ方法ですが、それはやはり自分の投資スタイルを確立するまでは、少額で株の運用をすることです。

あなたが仮に100万円の投資資金を用意できるとしても、初めは10万円で経験を積むことです。

10万円を1年間でどれだけ運用できるかを練習します。

そのときに損切りすることも経験するはずです。

全戦全勝なんて1年も続けることはできません。


普通の神経の持ち主なら、1万円の損切りでも、心が痛むはずです。

心が痛んで後悔して、でもまた思い直して再チャレンジする。

これをある程度繰り返すことで、株式投資にとって一番重要な損切りの必要性が身についてきます。

「損切りしてもいいんだ。通算で利益が出ればいいんだ。」

「むしろ損切りを躊躇することが傷を大きくする原因なんだ!」

ということが心から理解できるようになります。


このことが理解できるまでは、10万円の投資資金を増やさないようにしてください。遠回りのようでも、これが株式投資をマスターする近道です。


よくある株のシュミレーションゲームでの経験は、実際の投資には、ほとんど役にたちませんから!念のため!!

ルールを破るケース

ルールを破るケースとは、圧倒的に負けているときです。

予想に反して、株価が買値より下回ってしまった。「まだまだ!」と思っていてら、自分で決めた損切りラインも超えてしまった。

「ヤバイ!どうする?」

となります。

本当は、「どうする?」ではないはずです。即効で損切りしなければいけません。自分でそう決めたのですから!

でもできないんです。損を確定させたくないんです。負けを認めたくないんです。心が痛むんです。


お金を増やそうと株をやっているわけですから、お金を減らすことはしたくないんです。

では、どうすれば躊躇なく損切りが出来るようになれるのでしょうか?

一番強烈な方法は、「損切りが出来なかったから大損した!」という経験をすることです。こういう経験をすると、損切りの必要性が嫌っというほど、心に染み込ませることができます。

損切りを躊躇してしまいそうになると、「あのときの経験」が頭によみがえるようになります。

「そうだった・・・躊躇してはダメなんだ!」

こう思えるようになります。


でも、できればなるべく軽症で「損切りの必要性」を学びたいですよね。

(続く)

欲望をコントロールする手法

以前にメカニカルトレードについて書いていきますと言いながら、話が横道にそれてしまったようです。

でも関連記事を書いているつもりなんです。

というのも、メカニカルトレードの特徴は、人間の判断を使わないというものです。

もちろん、最初に決めるルールは人間が決めるわけですが、その後の運用において人間の判断を入れないというものです。

人間の判断を使うと、どうしておかしくなってしまうのかについて書いてきたつもりなんです。


株式投資において、最大の敵は、「自分自身の欲望」です。

「まだまだ上がる!」

「もうすぐ戻る!」

このように思ってルールを破るとき、自分としてはそれなりの根拠があると思っています。

でも後で振り返ると、それは欲望から生まれた「希望的観測」に過ぎないということが多いです。


恋愛に落ちている人を外側から見ると、「なんてバカな交際をしてるのだろう」と思うことがあります。

でも自分が恋に落ちてしまうと、他人の恋を評価していたときの冷静さは飛んでしまって、深みにハマっていくことはよくあることです。


欲望からくる判断ミスをなくすために有効な投資手法がメカニカルトレードなんです。


ギャンブルorビジネス

様々な情報を収集して、綿密に分析しても、結局株価はどう動くかはわかりません。ある程度の経験を積むことで、予測が当る確率が上がることはあっても、絶対に当る予測は無理なのです。

株式投資はギャンブルかという議論がありますが、結論はギャンブルにしてしまうこともできるし、ビジネスにすることもできるということです。


競馬新聞を丹念に読み、当日競馬場に足を運び丹念に馬の状況を調べる。過去の傾向から今日の勝ち馬を予測する。

やっていることは、非常に地味で、真面目です。

対象がギャンブルというだけです。

スリルと興奮を味わいたい人は、たくさんのお金を一頭の馬に賭けます。でも外れることもあるということを知っていますから、何百万とか大金で勝負するなんてことはしません。

株式投資は、よほどのことがない限り、株価が一瞬で0円になるなんてことはありませんから、平気で何百万という資金を1銘柄に投資する人がいます。

確かに一瞬でパーになることはありませんが、根本のところは、ギャンブルと変わらないのではないでしょうか?


株式投資を派手なギャンブルにしてしまうか、地味なビジネスにするか?

分かれ道は、その投資スタイルを10年続けたらどうなるかをイメージすることです。

10年後に投資資金が増えているイメージができますか?

絶対的な尺度はない!

もしも株式投資に絶対的な尺度があり、それによって正確に株価が予測できるなら、そもそも売買なんて成立しません。

あなたが持っている株が、もうここらが天井だと思って売りに出すと、まだまだ買えると思って買ってくれる投資家がいます。

どうしてこんなことが起こるのでしょうか?


それはいろんな考えを基に投資をしている投資家がたくさんいるからです。

あなたが短期的には天井だと思って売りに出すと、長期的にはまだまだと考える人がいたり、配当性向を考えると割安だと思う人がいたり、その株を集めて乗っ取りを企ててる人がいるから売れるのです。

だからいろんな人の話を聞いたり、たくさんの情報誌に目を通していると、いろんな思惑情報で頭がごちゃごちゃになってしまいます。


だから、あなたが決めなければならないことは、あなたはどこの部分から利益を得るかということです。

短期投資で行くのなら、短期投資に必要な情報があります。長期で行くのなら、長期投資に必要な分析手法があります。

投資スタイルを決めると、勉強すべき事柄が整理されて頭がスッキリします。

そして不必要な情報に振舞わされなくなります。

予測は当らないもの!

様々な情報を分析すればするほど、予測の精度が上がり、投資において優位な立場に立てると思いがちですが、これはまったく違います。

その時間と労力に比例して、予測の精度はあがりません。

強いて言うなら、これだけやったのだから間違いなくこの株は上がるなどの妙な自信が付くぐらいのもの。

以前にも書きましたが、専門家が懸命に調べた上での投資と、サルにダーツを投げさせて銘柄を決める投資と、パフォーマンスはたいして変わらないという調査結果があります。(これをランダム・ウォーカー理論といいます。)


予測とは当らないもの。そういうふうに認識するほうが、今後の投資人生をシンプルにしてくれます。

私はこれまで、様々な投資法の検証をしてきましたが、何も考えずに、ひたすら同じ投資法を長期間実践すると、勝率は限りなく50%に近づいていきます。


当らない予測に多くの時間と労力を注ぎ込むより、いかにシンプルに投資ができて、勝率が50%以上になる手法を構築するほうが、長い目でみれば勝ちです。

まったく予測しない投資法、それがメカニカルトレード。私は、忙しい仕事人にこそ、この投資スタイルが最適だと思っています。



チャート分析力養成講座

新聞やTVで流れている情報は、誰かが何らかの意図を持って流れている作為的な情報です。

「そんなバカな!被害妄想じゃないのか?」

そんなふうに思われるかも知れませんが、事実です。

ある事件について、どのような角度から記事にするかによって、読者をいくらでも誘導することが可能です。

同じ事件であっても、新聞社によって書き方が違います。読み比べればすぐにわかります。

TVの報道番組でも同じです。どのような方向に視聴者を誘導したいのかが見えるときがあります。

あるものについて、悪い部分にだけスポットを当てて、誇張して報道することで、観ている者を不安に陥れている番組が溢れています。

事実を客観的に報道している番組を探す方が難しいです。

何も考えずにボーっとTVなんて見ていると、ある意味危険です。

その報道には、裏に何かあるんじゃないかと自分の頭で考えないと危険です。


多くの人が、面倒だから、疲れるから、そんなことしてませんが、あなただけは注意してほしいって思ってます。


そして個人投資家が、唯一ハンディなく、リアルタイムで知ることができる正確な情報は、株価と出来高だけです。

世界の全ての情報を織り込んでいる情報です。

理論的にはおかしいことであっても、その時点での正確な数字なのです。


ということで、唯一正確な情報から作成するチャートについて、株初心者が学べる講座を始めました。

■株初心者のためのチャート分析力養成講座




投資スタイルの探し方

前回、ドンピシャで手仕舞うことは無理だというお話をしました。

無理なことを追い求めていても時間の無駄です。

ほどほどのところで手仕舞うしかないんだということをしっかり認識したうえで、より利益が高くなる方法を探すようにしてください。

ある方法で手仕舞うと、10回中5回は、充分利益が取れる。でも残り5回は、手仕舞いが早い場合があるとします。

こんな場合、10回中10回とも、充分利益が取れる方法を求めて彷徨っていると、迷路に迷い込んでしまいます。

10回中6回か7回、充分な利益が取れるなら良しと考えた方が、シンプルに売買ができます。

残りの4回から3回は、損をしなければ上等だ!もし損をしてもトータルで勝てるならそれでいいじゃないか!

こんなふうに考えて投資スタイルを探してみてください。

これならいくらでも方法がみつかるはずです。


問題は売りのタイミング

自分で作ったルールを守る!

このことが、株式投資において最も難しいことだと、言っても言い過ぎではありません。

特に「売る」ときのルールを守るのが難しいです。

「買う」ときは、充分検討して、慎重に挑むことができます。慎重過ぎて買いそびれることがあっても、損をすることはありません。(買おうと思っていた株が値上りしてしまうと、損をした気分にはなりますが)

問題は「売る」ときです。(正確に言えば手仕舞うときですが)

このときは、充分検討して、慎重になどとやっていると、タイミングを逃してしまいます。

売った後で、値上りしたら悔しいと感じます。

損切りした途端に値上りすると、非常に心が痛みます。

たとえ利益があったとしても損したような気分になります。

こんな経験を何度もすると、自分で作った「売り」のルールを緩くしてしまいます。

「売り」を我慢するようになります。

そしてどこまでも我慢して、塩漬け株を作ってしまったり、せっかくあった利益を調整期になくしてしまいます。


こんなことを繰り返しているうちに、売るタイミングがまったくわからなくなっていくのです。


でも、売った後すぐに値下りする、ドンピシャのタイミングで売ることなど、無理なのです。あったとしても偶然でしかないのです。

このことを心に刻む必要があるのです!


ルールを破っても

株式投資で勝ち続けるためには、「欲望」をコントロールしなければならないこと。しかし、もともと「欲望」から「株」をしているのだから、そのコントロールは難しいということを以前書きました。

一番の解決策は、銘柄の選択方法、買いのタイミング、売りのタイミングについて、キッチリとルールを作って、それを忠実に実行するということになります。


自分が何を感じようが、ルールどおりに実行する。

これなら欲望が入り込む隙間がありません。

しかし、ここでもルール破りをする自分との戦いがあります。

信号が赤なら止まれということは、誰でも知っています。

でも多くの人が、信号無視した経験があるはずです。

「急いでいるから!」
「車が一台もこなかったから!」

などと勝手に理由をつけて破ってしまいます。

株式投資でも同じようにルール破りをしてしまいます。

「もうちょっと様子をみたほうが良いと思ったから!」
「まだまだ上がると思ったから!」

などと理由をつけて破ります。

しかも、ルール破りをしても、誰にも怒られません。逮捕もされません。


だからルールを守る意思が簡単に崩れてしまうのです。

デイトレードなら簡単?

デイトレードという言葉が、当たり前のように使われるようになってずいぶんとなります。

デイトレードで大儲けしたという本が、たくさん販売されています。

ここで株初心者の方が、勘違いをしてします。

「デイトレードなら勝てる!」

他の投資法で負けている人が、デイトレードならリスクが少ないから勝てると考えるのは、完全に間違っています。

他の投資法は難しくて、デイトレードは簡単だということはありません。

必要とする知識、技術が違うだけで、難易度に差があるというわけではありません。

その日のうちに決済をするから、つまり翌日に持ち越さないから、リスクが少ないという論法がありますが、特定の部分だけに問題点をフォーカスしただけに過ぎません。

私はデイトレードほど、いい加減な投資スタイルで望むことができない難しい投資法だと考えてます。

どのタイミングで仕掛けて、どのタイミングで手仕舞うか?

一瞬の判断で、注文を出さなければなりません。

迷っている暇はありません。


普段、勤めているから、デイトレードができないと思っている人がいるかも知れませんが、それが幸いしている人がほとんどだと思います。

あなたが、もしデイトレードが出来る環境に身を置いたとき、地合いが悪いときや負け続けたときに、その日の取引を見合わせる自制心を持っていますか?

バリュー投資法の難点

企業の財務状況、業績推移などを調べて、その本来の企業価値から算出される株価と現在の株価との間に乖離があるなら、株価はその本来の株価に近づいていくという根拠に基ずく投資方法があります。

バリュー投資法とか言われています。


それはそうだと思います。

しかし、いくつかの前提条件が必要です。

企業の財務状況、業績推移などが正確に調べられること。

あなたは、これらを正確に調べるスキルを持っていますか?

根拠となる数字は、どこから入手しますか?

企業の発表する数字を信頼しますか?

会社四季報の数字をそのまま採用しますか?

あなたが自分の足と情報網を駆使して、独自で調べますか?

そして苦労して入手した情報に基づいて、企業価値を分析するスキルを持っていますか?


これらのことを考えると、初心者が実践するには、かなりの知識を習得する必要があることがわかります。

そしてこの投資法の最大の問題点は、いつ本来の株価になるのかの時期はわからないということです。

「いつか」はそうなるとしても、「いつか」はわからないのです。

来月にそうなるかも知れないし、5年ぐらいかかるかも知れません。

豊富な投資資金を持っているなら、いくつかの銘柄に分散することで、今月はこの銘柄、来月はこの銘柄というふうに定期的に収穫が期待できます。

あなたの現在の資金量、投資スキルで、このような投資法が適しているでしょうか?

この投資法を否定するつもりはありませんが、初心者が少ない資金で始められる投資法とは思えません。


裁量トレードの難しさ

そのときそのときの状況に合わせて、自分が受ける感覚を頼りに行うトレードを「裁量トレード」といったりします。

ファーストフード店のマニュアルどおりの対応ではなくて、状況に応じて対応を変えるというやり方です。

このように言うと、とても柔軟で、高等なように聞こえますが、ことトレードに関しては、失敗する確率が高いです。

そのときそのときの状況に合わせて動いてみれば実感できると思いますが、それは「欲」と「恐怖」に動かされている状況になってしまいます。

私はいつも、日中の株価チェックはしない方がよいと言っています。

パソコンのモニターを見ていると、居ても立ってもいられないような感じになります。

目の前で持ち株の株価がどんどん値下がりしているのを見ていると、このまま放って置けば、さらに損が膨らんでしまうような恐怖心が芽生えてきます。

反対に、持ち株がどんどん値上がりしている様子を見ていると、気分的には気持ちいいですが、予定どおりの株価になっても、手仕舞うなんてもったいなくてできないという欲望が芽生えてきます。

いくら参入のときにシナリオを考えていたとしても、目の前の株価の動きに翻弄されてしまいます。

このような感覚は、実際にトレードをしていないとわからないものです。そして実際にトレードに参加すると、よほど強固な信念を持っている人を除いて、誰もがこのような状況になってしまいます。


これらの問題を解決するひとつの方法が、「裁量」というものを排除した「メカニカルトレード」です。


メカニカルトレード

株式投資を始めてみると、自分が思っているように稼げないということが、しみじみとわかります。

市販されている本で勉強して、その通りに実践していても、実際はその時々の相場の流れに翻弄されて負け続けるという人が多いです。

その原因をじっくりと考えてみると、投資スタイルを確立していない、確率していても、実際はルール破りばかりしている、ということが多いです。

その場その場の相場の流れを的確に読み、その流れに臨機応変に対応するなどということは、実際には相当難しいです。

だから投資スタイルを確立しないで、そのときの気分的な感覚を頼りに相場に参加していては、勝てないということです。

また投資スタイルを確立したつもりでも、それが適当に決めたルールなら、簡単にルール破りをしてしまいます。

結局は、欲望に放浪されている自分に気づくことになります。

ということは、投資の最大の敵は、自分自身の「欲望」ということです。

この「欲望」をコントロールすることができれば、勝てるということです。

しかし、ここに矛盾があります。

お金を儲けたいという「欲望」が動機で投資を始めるのに、その「欲望」をコントロールしなければいけないという矛盾です。

この矛盾する問題を解決するひとつの方法として、「メカニカルトレード」というものがあります。

次回から、「メカニカルトレード」について考えてみたいと思います。



アノマリー投資法

合理的な根拠はないけれども、永い間投資家の間で語り継がれている相場パターンを「アノマリー」と呼ばれ、そのパターンを利用して売買しようというのがアノマリー投資法です。

1月 新春株高、2月 節分天井、3月 彼岸底、4月 花冷え相場、5月鯉のぼり相場、6月 梅雨調整、7月 サマーラリー、8月 お盆閑散相場、9月 彼岸底、10月 稲穂相場、11月 ヘッジファンドのポジション調整相場、12月 餅つき相場、などと月ごとの特徴がネーミングされています。

また3ヶ月単位でのアノマリーもあります。

1・2・3月は、低位株・内需関連株
4・5・6月は、値がさハイテク株・輸出関連株
7・8・9月は、低位株・内需関連株
10・11・12月は、値がさハイテク株・輸出関連株

というようにテーマが変わっていくといわれています。

合理的な根拠はないといわれていますが、機関投資家の人事異動、外国人投資家の本国の決算時期など、時期によって一定の変動要因が毎年繰り返されているのも事実です。

あんまり当てにすると期待を裏切られる思いますが、このような相場のアノマリーを頭に入れておくと、得意銘柄の癖を見つけ易いかも知れません。

ペアトレード 3

前回に紹介したペアトレードは、同じように値動きする銘柄の価格差を利用したものでした。

相場が上に行こうが、下に行こうが、価格差が縮まったら利益が取れるという投資法です。

手堅いと言えば手堅いのですが、リスクが小さい分、リターンもわずかということになります。

今回紹介するペアトレードは、リスクを上げて、リターンも大きく狙う方法です。

例えば、輸出関連銘柄と輸入関連銘柄との組み合わせです。

為替が円高に進んだ場合、輸出関連は値下がり、輸入関連は値上がりするという相場状況のとき、輸出銘柄を「空売り」、輸入銘柄を「買い」というポジションを取ります。

両方とも思惑通り動けば、ダブルで利益が取れます。

為替以外の要因で、相場が崩れても、「売り」と「買い」の両方を手がけていますから、それなりにリスクヘッジが期待できます。

ただし、同じような動きをするペアトレードに比べて、それぞれがポジションと反対の方向に動いて、ダブルでやられてしまう危険性もあります。

また最近の株式市場は、為替の変動に素直に連動するとは限らなくなってきています。

必ずしも、円高だからといって、輸出関連が値下がりするわけではありません。

円安だからといって、輸入関連が値上がりするわけではありません。

短期で考えれば、教科書どおりに動いたけれども、中期で考えると連動していないという動きもみられます。


銘柄の癖を研究することが欠かせない投資法と言えます。


ペアトレード 2

ペアトレードの具体的な例です。

例えば、鉄鋼関連銘柄のAとBがあります。

普段はどちらも300円前後をうろうろしているとします。

それがあるとき、Aが350円、Bが250円になっていたとします。

この場合、Aに「空売り」を仕掛け、Bに「買い」を仕掛けます。

一番理想的な展開は、Aが300円ぐらいまで値下がりし、Bが300円ぐらいまで値上がりすることです。Aでも50円、Bでも50円の利益が出ます。

途中、いろんな展開があったとしても、やがてこのように落ち着くだろうという狙いです。

もし仮に、2銘柄とも値上がりしたらどうなるか?

同じような値幅で上昇してくれたなら、「空売り」と「買い」を仕掛けていますから、収支トントンになります。

反対に、2銘柄とも値下がりしたらどうなるか?

これも同じように、収支トントンになります。

このように、株価がどちらに行こうが、リスクを押さえながら、2つの銘柄の水準が元に戻ったら利益が出るという投資法です。

しかし、良いことばかりではありません。

最悪の展開は、Aがドンドン値上がりし、Bがドンドン値下がりしたら、ダブルで損が発生します。

ですから、このペアトレードを実践するためには、どの銘柄を組み合わせるかという部分がとても大切になります。

価格差(サヤ)が開いても、いつかは元に戻る癖がある2つの銘柄を見つけることが成功のポイントです!

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